スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
日本画、なんだけど。。
 僕の制作は現在、院展(日本美術院展)という公募展に出品することを主にしています。ただ、ここのとこずっと入れてもらえませんけど。。まぁこの公募展というものに手を出しているとまたこれ辛いものがあります。搬入前、審査後、いろんな方から助言を受けたりしますが、その助言の文言だけ聞いていると、おおよそ世間一般の方々がイメージされる「日本画」とはほど遠いものばかり(僕にはそう聞こえるんです)。例えば、余白を大きく取るな、ギチギチにモノで埋めろ、とにかく絵具を重ねて描き込め、といったようなものばかりで、それだけでも、自分はいったい何画を描いているのだろう、、と途方にくれてしまうことが多々あります。ニュアンスとしては「もっと油絵みたいに描かなきゃダメだよ!」てな風にもとれるようなアドバイスの方が圧倒的に多いんです。
 たしかに、おっしゃりたいことはよくわかります。絵具を重ねた方が、複雑なマチエルによって質感が高まったりすることもあります。余白ちょびっとでギュウギュウに描いてあった方が迫力も出やすいでしょう。なにより、第三者からみて、「コイツ頑張ってるな」ということが手数や絵具の量からよくわかるでしょう。最近の入選作を観ていると、すこ~しはそういうベクトルではない作品もみられるようになってきたような気もしますが、まだまだ厚塗り・根性・ド根性な方向性の作品が多勢を占めているような気がします。
 最近始めたツイッターで、日本画の描き手ではない方の「日本画に対するイメージ」を見かけます。余白や線の美について感心されている方が多く見受けられます。もちろんそれらは主に明治期の日本画についてですが、やはり世間一般的には、日本画とはそういうものであってほしいのだろうな、という気持ちを感じずにはいられません。
 しかし、実際院展の会場にいると、お年をある程度召した女性の集団が「あら~油絵みたいねぇ~」とか「写真みたいねぇ~」なんて評価(注)を下しながらご覧になられている光景をよく目にします。そんなとき、僕の心は痛むのです。たとえどんな人からでさえ、そのような評価をされてしまうこの「日本画」というジャンルはいったいなんなのだ、と。世間一般に迎合するようなことはするべきではないのでしょうけども、日本画というものが、いったいどこを目指して進化(?)しようとしているのか、勉強不足な僕はまだまださっぱりわからないのですけれども、一応「日本画」という言葉の出所とも言える美術院は、この「油絵みたいねぇ」というような感想に対してどう回答するのかなぁ、と。もちろん、この院展に出品を重ねているのには、美術院の理念に合意するところがあるからなのですが、すこしずつ疑念も持ち始めています。まぁそんなことを考えるようだから心が離れてしまって入選できないんですけどね(というカッチョイイ言い訳にしたいのですが、僕はただ単にヘタクソなだけです。でも、やはりこういう公募展は、ある意味「熱狂的な信者」でないと入選できないとも思いますし)。

 ちょっとグダグダになってきちゃいましたけども、要は、自分がいま「何」を作っているのかをハッキリわかりたいんです。だからもっと精進しなきゃな、という話です。

 では、また。


(注:「日本画」の背景をある程度ご存知の方は「油絵みたいね~」というようなことをわざわざ言いません)
スポンサーサイト
【2011/08/29 21:12】 | 「日本画」について | コメント(9) | page top↑
<<後期がはじまりました | ホーム | 日本画の使命というかなんというか>>
コメント
こんばんは
では、先生の考え体感される日本画の表現方法とはどういう形態ですか?

私は以前油絵とデザインをやっていたので、日本画を始めるに当たり、見よう見まねで余白を多く取りギッチリ描かないようにしたのですが、私如きが自然を簡略化するなどおこがましく思え、自分本来の写実的表現に戻りつつあります。(絵に関しては自分を隠すのは不可能)

今の私の日本画の定義は、テカらない&趣のある絵のことです。
【2011/09/11 02:21】 URL | 日本画初心者 #-[ 編集] | page top↑
>日本画初心者さん
そうですね、、、今まさにそれを考えながらこの「日本画』についてシリーズを書いているところです。

余白を多くとるのは、日本絵画の大きな特徴であったわけですが、今現在そのように描くには「エラく」なってからでないとダメ的な風潮が公募団体内にあるように感じています。確かに、余白さえとれば必ずしも日本画らしくなるということはありませんし、本当に余白を活かせるようになるには、ギッチリ描くことを重ねて、余計なものを少しずつ削ぎ落としていき、自分なりの余白の美しさを追求するということも勉強の手法である、とも言えますので、日本画初心者さんの「自分本来の写実的表現に戻りつつあり」というのは、正解のひとつの方向だと思います。

今の僕の日本画の定義については、これからそのことにも触れつつ書いていきます。ただ、今すぐということであれば、最近読んだ本からの借り物の言葉で、なおかつ抽象的で申し訳ないのですが、「絶対的な品格の高さ」ということを念頭において制作をしています。
【2011/09/13 22:08】 URL | HaneTsch #-[ 編集] | page top↑
一般ピープルの日本画への思い
初めまして。
札幌の日本画教室を探しているとき、通りがかりました。
私は宗達が好きです。
宗達と光悦のつくったものが好きです。
線の色気、美しさ・気に満ちた余白、あれだけおおらかに描いているようで品があるところが惚れ惚れします。
ほんとに模写したいです。
多くとるだけの余白は気持ち悪いです。
気が満ちていて、そこにしか対象が描けないような・・・そんな余白は、思想あってこそと思います。
そういう日本画にぐっときます。
ジョルジュドゥらトゥールやマチス晩年の絵にも同じものを感じ、感動しましたけれど・・
数年前に宗達を見たときの震えるような感動に何故か今動かされて、本当に模写がしたいのですが・・・
日本画を他に一般向けの教室などで教えていらっしゃいませんか。
または良い先生をご存じでしたら教えていただけませんでしょうか。
道具も知らず、日本画の描き方もしらないのですが、文化教室などでカリキュラムに沿って花とか描いていられません・・・
模写したいのです。
お酒を飲んだ勢いで書いて図々しいお願いとは思いますが・・
何卒よろしくお願いします。
【2012/04/07 22:37】 URL | りさ #-[ 編集] | page top↑
>りささん
コメントありがとうございます。
私も江戸琳派には大変興味があり、勉強中の身でございます。残念ながら、私は札幌などでの教室を持ってはいませんが、とても優秀な友人をご紹介できるかもしれません。よろしければ再度連絡先アドレスの入ったコメントを非公開(コメント記入欄下のSECRET:にチェックして)でご投稿ください。よろしくお願いいたします。
【2012/04/09 21:45】 URL | はねだ #-[ 編集] | page top↑
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2012/04/11 20:30】 | #[ 編集] | page top↑
>りささん
ご連絡先承りました。これからちょっとあたってみて、あらためてご連絡差し上げようと思います。少々お時間をいただきますが、気長にお待ちくださいね。よろしくお願いいたします。
【2012/04/11 23:39】 URL | はねだ #-[ 編集] | page top↑
はじめまして。
はじめまして、私も日本画を制作してます。
と言っても無所属です。
主に都心のギャラリーで活動しています。
もしよろしければ、私の日本画論を見てください。
あくまでも個人的な意見ですけどね。
ではこちらのURLからどうぞ。
http://eikuri.exblog.jp/19115896/
【2013/01/26 23:56】 URL | 栗原永輔 #-[ 編集] | page top↑
>栗原永輔さん
コメントありがとうございます。
リンク先のブログ拝見いたしました。
まさしくその通り!と頷くことしきりでした。
日本画を描く人は常に「日本画とは何か」というカルマ?を背負わなければならないと考えています。私もまだまだ模索中であり、またそのうち日本画論的なことを書くと思いますが、そのときは是非ご意見ご感想いただければと思います。
【2013/01/27 16:04】 URL | HaneTsch #-[ 編集] | page top↑
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
【2014/09/29 22:52】 | #[ 編集] | page top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |
eXTReMe Tracker
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。