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オープンキャンパスあとがき
 去る6月25日は、岩見沢校のオープンキャンパス(以下OPC)でした。以前は、OPCと実技体験講習(セミナー)を別々に開催したりもしていましたが、最近はOPCとセミナーをセットで開催しております。今回のOPCでは、いつになく高校3年生の参加が多かったようです。いつもだと2年生が主なんですけどね。しかも総人数も例年比1.5倍ほどの盛況ぶりでした。まぁ、たまたまかもしれないし、まだ前期ですし、または道内受験生事情になんらかの変化があったのかもしれませんね。なんにせよ、この大学に興味を持ってもらえる人の数が増えるのは良いことです。

 で、僕はこのOPC内セミナーで、指導・講評を担当して久しいのですが、そこでよく感じることを今日は少しお話しようかと思います。

講評会

 前期のセミナーでは、デッサン講習を行います。後期では、着彩・構成・立体からひとつ選んで受講してもらいます。ウチの入試ではデッサン(全員必須)と選択実技(着・構・立からひとつ)がありますので、このセミナーを前後期受講すると、なんとなく入試のイメージがつかめたり、採点をする我々の考え方などがわかって、入試対策にも役立ちます。ですから、できれば2年生のうちに受講することが望ましいわけですね。美術系受験であっても浪人することを嫌うようになってきた昨今では、1年生のうちに進路を決めて、2年生で行きたい大学のリサーチ、3年生になったらそこを目指してひたすら対策する、というのが理想になってきているのでしょうか。高2から予備校に通いだして2浪して大学に入った自分ののんびりした時代からすると、少々世知辛いなぁなんて思っちゃいますが。。

 ちょっと話がそれちゃいましたが、今回お話したいのはデッサンについて。今回は石膏デッサンだったのですが、3年生が多かった割には、経験値の少ない人が多いな、という印象でした。デッサンは慣れだけで描くものではありませんが、まだ「描く」ということに慣れていないという感じ。イコール「見る」ことに慣れていないのです。講評会でも話しましたが、デッサンとは描く練習ではなく見る練習です。正確に物の形を写し取る行程の中で、自分の物差しの精度を高めていく作業だと思うんです。石膏デッサンというのは、その辺の達成度が他者から見てとてもわかりやすい。日本の美大受験で石膏デッサンが重宝されるのは、そんな理由もあるのかなと最近思うようになりました。
 僕の話で恐縮ですが、僕は浪人時代に「オマエは石膏が出たら落ちるゾ」って言われ続けて、石膏じゃない年に受かった人間ですから、あまり石膏デッサンについて偉そうなことは言えないのですけども、僕が石膏デッサンを苦手としていたのは、石膏像を「人」として見すぎていたのではないかと思ったりします。人は人の形に敏感ですから、たとえ人形でも人だと思って見てしまう。純粋な物体として見る事が難しい対象なんだと思います。
 加えて、我々はアジア人。バッキバキの西洋人の像を見て描いていても、ちょっと気を許すと身体に染み込んだアジア系な形を描き込んでしまいます。そうなると、審査する側も「あ、ちゃんと見てないな」ってすぐわかっちゃうんです。そういう意味でも、ここ日本でデッサン力を測るには石膏デッサンになってしまうんでしょうね。

 でも、そういうことがわかってくるのも、ある程度のデッサン力がついてきてからのお話で、最初のうちは「形狂ってるぞ」なんて言われてもどこがどう違うのか全然わからないものです。ですから、上手くなりたいと思ったら、たくさん見てたくさん描くしかないのです。先ほど、デッサンは慣れだけで描くものではないと書きましたが、まずは慣れろ、ということです。けど、慣れのダークサイドには陥るな、です。慣れのダークサイドとは、慣れすぎて物を見なくなることです。一見上手く見えたりしますが、クセっぽくなります。とにかく、見て、描いて、いっぱい見てもらってください。

 と、ここまではセミナーに来てもらった人向け。あとウチの在学生に告ぐ。デッサン力もっとつけてね!(もちろん、自分も含めて、、、)

 では、また。
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【2011/06/30 21:10】 | 美術コース | コメント(0) | page top↑
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